金魚すくいの極意 | ポイ選びのコツ すくい方 その後の飼い方まで

金魚すくいの極意

祭りといえば金魚すくいってなぐらい、日本の祭りにはつきものの金魚すくい
でも、全然すくえなくて悔し涙を流した人も多いんじゃないでしょうか?
年に1回夏に大和郡山市の全国金魚すくい選手権大会なんてのもあり、
他の地域でも全国金魚すくい選手権大会の予選であったり、独自の大会も数多く存在しています。
私は自称『金魚すくいの名人
最高で、54匹すくったことがあります。
えっ?金魚屋だからしょっちゅう練習してるんだろう!!って?
んなアホな
商売もんの金魚で遊ばへんっちゅうねん!!
じゃぁどうして、そんなにすくえるのか?というと、
単純に、他の人より金魚すくいの知識があるだけ…
その知識は金魚屋としての長年の経験による金魚の習性や動きの知識金魚すくい屋さんや金魚屋さんに金魚すくいのコツテクニックを教えてもらった知識
ということで、ここでは金魚すくいのコツというよりも、極意とも呼べる情報を惜しげもなく公開しちゃいます。
このページを読めば、彼女や子供に良いところをバッチリ見せることが出来ますよ♪

ほら、金魚すくいしたくなってきたでしょ♪

金魚すくいは店を選べ!!

金魚すくい屋台

大きいお祭りやイベントでは金魚すくいの屋台が複数あることが多いです。
金魚すくいにおいて、屋台選びは大きなポイントです。
金魚すくいは屋台選びから始まっているのです。

金魚の密度が高いかどうか

金魚すくいの金魚の密度

単純に金魚の密度が高い屋台の方が良いです。
金魚の密度が少ないと、金魚は逃げやすくなり、ポイで追いかける移動量も増えます。
金魚の密度が高いと、金魚は逃げにくくなり、狙ってた金魚以外がすくえる場合もあります。

さらに金魚の密度が高いと、金魚が弱りやすくなります
金魚を飼育する上ではマイナスですが、金魚すくいで数を多くすくいたいときはこれがプラスに働きます。
※飼育用に元気な金魚が欲しい場合は、逆に金魚の密度が少ない店を選ぶと良いです。

さらに金魚の密度が高いと、酸欠状態になりやすいです。
酸欠になった金魚のとる行動は、酸素の多く含んだ水面近くへの浮上&水面での口ぱくぱく。
この状態だと逃げる行動がワンテンポ遅れるので、非常に有利な状態です。

店員の人柄もチェックしておこう

どうせなら人の良さそうな店員さんのところですくいたい。
おまけしてもらえるかもしれないし、ポイも厚めの破れにくいポイを使ってる可能性が高いから。
反対に横柄な態度の店員は避けたいところ。
いちゃもんつけられるかもしれないし、金魚すくいは楽しくしたいもんね。
店員の人柄は実際にすくっている人とのやりとりを見るのが一番良く、見ていれば何となく感覚で分かると思う。

また、お店によってはちょっとポイちゃんが破れたところで終了を宣告するところもあるので、そういうお店は最初に見て避けておこう。

すくっている人の様子もチェック

特に子供や女性をチェック
ある程度すくえているかで、お店がどれだけ楽しませようとしているのかがわかります。

ポイの強さ(厚さ)を見極めろ!★最重要

ポイ

これがいちばん重要なポイント!

店を選ぶ上で一番重要なのは道具を選ぶことである。

ここで言う道具とは、通称「ポイ」「ポイちゃん」と呼ばれる金魚をすくうアイテムのことである。
ポイちゃんは通常は丸いフレームに紙が貼ってあるモノを指すが、地方によってはウエハースのカップに針金を突き刺したものを使用するところもあるだろう。
私はウエハースの経験が少ないため、紙のポイでの指南のみとする。
※ウエハースですくいたい場合は下に記載する「ウエハースでのすくい方」を参照

ポイちゃんを選ぶときの最需要ポイントは紙の厚さ
紙の厚さの種類については後述するが、とりあえず「厚い紙と薄い紙のどちらですくいたい?」という単純な話である。
紙の厚さの単純な見分け方は、他の人がすくっているところを見ること
手荒に数匹すくっても破れないかどうかをチェック。
すぐに破れるお店は避けたほうが無難。
(すぐに破れる紙をつかってるくせに、1回500円なんつう悪徳業者もいるから注意!)

ポイの強度を見分ける「裏技」

もっと簡単に見分ける方法はというと、金魚すくい屋さんの裏手にまわり、ポイちゃんの箱を探すこと。
ポイちゃんの箱があればラッキー♪
だって、箱にポイの厚さ(号数)が書いてあるんだもん♪
※号数については後述するが、とりあえず5号が厚くて7号が薄いと覚えておこう。
(4号もあるが、厚すぎて屋台ではほぼ使用されていない)

ポイの号数

「金魚すくいポイ(4号~6号)」←当店で販売しているポイ
↑このページではポイの厚さなどの指標や店長ぷにの感想なども載せています。

紙が厚いからといって、安心してはいけない。
店によっては、複数の厚さのポイを使用しているのだ。
なぜかって?
それは、あまりすくえそうにない、子供や女性に対しては厚い紙。
いっぱいすくいそうな野郎に対しては薄い紙という使い分けをしているから。
これについての対応策も下記の「ポイを貰うときの裏技」にて後述してあるからご安心を♪

ポイの強度についての参考になる動画を貼っておきます

さらに厳選するならポイの紙の貼り具合もチェック

これで、念願の厚い紙を手に入れた~♪
といって、安心しない様に!

できるならば
「ポイを何本かから選ばせて♪」
と、ポイを選ばせてもらいましょう!
※全国金魚すくい選手権大会では複数のポイから使用するポイを選んでおり、重要な行為です。

何本かから選ばせてもらえたなら、ポイちゃんの紙の貼り具合をよ~く確かめてほしい。
紙にしわがよってたり、フチの部分の糊付けが甘い部分があると、そこから破れやすくなるからだ。

まぁ、何本か選ばせて!としつこく言うと、うっとおしがられる可能性もあり、その後の金魚すくい活動に支障がでるおそれがあるので、多少は良しとしておくのが吉。

ポイ選びのわかりやすい動画があったから貼っておきます

すくう前にはポイの裏表を確認!

さてさらに、ポイには裏表があるのをご存じか?
百聞は一見にしかず。まずはこの写真をごらんあれ。

わかりにくいかもしれないが、紙が貼ってある側が表です。
裏ですくうと、紙とポイとの接着面に水圧がかかり、そこから破れやすくなってしまいます。
すくうときは表面ですくうべし!

ウエハース(モナカ)での金魚すくい

(2001/8/18 up)
以下は金魚BBSにてEMRALさんに教えてもらった方法です。

金魚すくい ウエハース モナカ

ウエハースは邪道…は邪道だけど、実はすくい易いんです。
なぜならあれは金魚が寄ってくる効果があるからです。全部入れずとも、
端を少し入れるだけで金魚が寄ってきます。
なぜかっつーと、あれ、金魚が食べるんですよ。
よっぽどお腹いっぱいじゃなければ、すごい勢いでかぶりついてきます。
簡単に水面近くまで上がってくるので、そのままひょいっ と軽く
すくい上げれば濡れるのは最小限ですみます。
自分は実は紙ではすくったことありません。
でも,その方法では7匹くらい救えました。生まれて初めて。
何十匹もとるのは紙でなければ難しいですが、初心者がすくうにはかなりお勧めの方法です。

なるほど~…
目からウロコな勢い!
これで金魚すくいをしようと思ったらウエハースだったから断念したってことも無くなるでしょう♪

ポイをもらう時の裏技

お祭りでは複数のポイが使用されている場合がある!!
と上記で書きました。

これは、店員さんが客を見てどのポイを渡すかを判断しているんです。
子供や、か弱そうな女性はあまりすくえなさそうなので、紙の分厚い4号・5号を…
いっぱいすくいそうな男性には紙の薄い6号・7号を…
って感じで。

…ということは、これを知らないと恐ろしい事態になってしまうかも…
彼女や子供の前で金魚をいっぱいすくってかっこつけようと思っているのに、厚い紙を使用した彼女や子供のほうがいっぱいすくってしまうという事態に…キャ~!!怖い…

…でもでも、ってことは、それを利用してこういう裏技も!

子供や女性といしょにいる場合限定の裏技

男性がすくう場合でも子供や女性にポイを貰ってもらう!
そうすると、ちょっと紙の厚い5号のポイである可能性が高い!

男性のみでできる裏技

ポイを貰う前に
「俺、めっちゃ下手くそやから~」「前は1匹もすくえなかった」
などと、下手くそアピール。
店員さんが厚いポイを渡してくれるかも!?

女性や子供が貰う場合

女性や子供が貰う場合も、過度に金魚すくいがうまいアピールはしてはいけない!
店員さんがヤバいと思ったら、破れやすい紙のポイを渡されるかもしれない
なので、女性や子供もあんまりすくえない・自信がないアピールを!

チャレンジしてみる価値アリ!

金魚すくいは目玉商品にだまされるな!!

たいていの金魚すくいには、数匹のかなり大きめの金魚や小さめのコイなどが入っている場合が多いです。
↑写真の姉(あね)などの金魚
こやつらが目玉商品っちゅうわけやね♪
そりゃ、ちっちゃい金魚の中ででっかい金魚が優雅に泳いでたら、目を惹かれるのは当然って感じやもんね。
それに高そうだし(笑)

んだが、決してこいつらを狙ってはいけない!!


こいつらがなんと呼ばれているかしっていますか?
なんと通称『紙破り』ですよ!
名前のまんま、見た目に惹かれた人たちの紙をやぶるために金魚すくい屋さんが仕込んだワナ!
「君主危うきに近寄らず」ですよ。

狙うは小さめの表面近くを漂う金魚のみ!!
なぜ表面近くを漂う金魚をねらうのか?
表面近くに上がってきている金魚は酸欠状態であっぷあっぷしている状態で、簡単に言うと弱っているのだ。
えっ?弱いのを取るのは気が引ける?
ちっちっち!!
そんな甘い考えで金魚すくいをやってもらっては困るな、キミ!!
金魚すくいとは人間と金魚の真剣勝負!
甘さを残していては勝てません。

た・だ・し!!
表面近くを漂う金魚をねらう場合、数はいっぱいとれるが、後々その金魚を飼うとなると注意が必要。
だって、弱ってるねんもん。
金魚を飼いたいがために金魚すくいをする場合は、数はとれなくても水中の元気のいい金魚をねらった方がいいからね♪

金魚すくいテクニック(基本編)

ここでのポイントは8つ

  • 狙うは水面近くを泳いでいる小さくて動きのおそい金魚
    深くにいる金魚はそれだけ追いかける距離が増します。
    大きい金魚、動きの素早い金魚は避けましょう
  • ポイを水に漬けるときはいっきに全面をつける
    (いっきにっつってもそうっとだよ、そうっと。)
    その方が、紙の強度は強くなります。
    ポイちゃんの紙がやぶれないように、少しずつ水に漬けている人をよく見ますが、これは間違いです。
    濡れている面と濡れていない面との境目が破れやすくなります。
  • 金魚を追いかけない
    素人はすぐに金魚を追いかけてしまうが、プロは金魚の動きをある程度予測して、自分のすくう範囲に入ってくるのを待つのです。
    焦りは禁物!
    獲物を狙う狼のごとく、息を殺してチャンスを待つのです
  • 紙に水圧がかからないように斜めに入れる
    気を付けなければいけないのが、ポイちゃんの水に入れたり出したりする角度。
    できるだけ紙に負担がかからないように、ポイは斜めに差し入れること
    (水面に対して35度~45度が理想)
  • すくうときは金魚のしっぽからではなく、頭からすくう
    金魚は目の前にポイが現れると、反転しなければ逃げれなくなります。
    その反転中のスキに、金魚のお腹の下にポイを入れてすくいます。
  • 失敗したらすぐにポイを水中から出す
    水に浸かっている時間はできるだけすくなくすることにより、破れるまでの時間が伸びます。
  • 金魚をすくったら慌てず水を切りながら斜めに引き上げる
    特に気を付けなければいけないのが、金魚を紙の上に乗せた直後!!
    あわてて真上に上げちゃだめだかんね!!
    そんなことしちゃ、めっ!!
    あわてずさわがず、ポイちゃんの紙の上にできるだけ水が残らないように斜めに引き上げましょう♪
    このときのポイント!!
    水を切りながら金魚はできるだけポイの縁に近いところに移動させるように!!
    ポイの紙に金魚の重みがかかるのは、水面から引き上げてお椀に入れる一瞬だけ!というイメージで
  • 上級テクニック:すくったときに金魚の尾びれをポイの枠上・枠外に
    金魚をすくったときに一番暴れるのが金魚の尾びれです。
    ここがいちばん紙にダメージを与えます。
    なので、尾びれ部分を紙の上からはずし、ポイの枠上・枠外になるようにすくいます。
    ポイを引き上げる際に、斜めに水を切るときに、金魚を移動させます。

3つのポイントは頭に入ったかな?
今まで説明したことをまとめると、自ずと狙いは絞られてきます。
狙うは壁際の水面近くにいる小さい動きの遅い金魚!
一気に壁際の攻防と行きましょう!
壁際では金魚の動きが予測しやすく、なおかつ逃げ場も減る。
さらに、ポイで金魚を壁に追いつめ、そのまま壁とポイで金魚を挟むように上に持ち上げると、自然と水が落ち金魚だけが残ります。
あとは、あわてずにお椀の中に金魚を入れるだけです♪
【注意】2009年の金魚すくい選手権大会より、この壁を使ってすくう、通称「壁すくい」は禁止になりましたのでご注意下さい。

わかりやすい動画があったのて貼り付けておきます

金魚すくいテクニック(邪道な裏技)

邪道なテクニック

上は正当派のすくい方。
こっからはちょっとした裏技というか、なんというか…
金魚すくいでの「すくった」とはどういうことか?
お金魚をおわんの中に入れて初めてOKとなる。
これが、金魚すくいにおける最大のジレンマであると同時に、以後に説明する方法のポイントでもあります。

【おわん有効利用】
まず、金魚がわりと多く、かつ金魚すくい屋のおじさんの監視があまりいかないようなポイントに陣取る。
ポイちゃんとおわんを受け取り、利き手でポイちゃんを持つ。
ここまではいつもと一緒。
肝心なのは、おわんに水を少ししか入れないということである。
本当ならゼロでもいいのだが、怪しまれるので一応ちょっとだけ入れておく。
お目当ての金魚は、例のごとく小さめの表面近くを漂う金魚であるから、この金魚を包囲するようにポイちゃんとおわんを配置する。
そして、おわんは半分ほど水面に潜らせる。
金魚のいる方向に若干斜めに構える。
あとは、金魚との間合いを取って優しく、しかも一気に金魚を周りの水ごとおわんの中に導く。

これですくえるのである。
…というか、水ごとお椀に流し込んでるだけなんだけどね(笑)
だから、お椀の水は少なくなわけ。
なれてくると、ほとんど水をお椀に入れずに金魚だけ入れることが可能。

…ただ、彼女や子供の前でこれをやると、「卑怯者」のレッテルを貼られる可能性大なので、良いかっこがしたい場合は前述の正攻法で。

☆注意☆
上記の方法は、毎年大和郡山で行われる全国金魚すくい選手権では使用できません。
なぜなら、金魚すくい選手権ではおわんを持ってはいけないからです。
まさに実力のみが問われるということですね♪

【最後の大逆転】
おわんをつかってかなりの金魚をすくったあなたのポイちゃんもだいぶ疲れてきました。
あちらこちらがやぶれかけているはずです。

しかし、ここからが大物ねらいのチャンスです。
水槽に優雅に泳いでいる大きめの流金やデメキンやシシガシラ、果てはコイなどは、到底ポイちゃんに貼った紙では保持するには限度を超えています。

しかし、ポイちゃんが紙と枠から構成されているため、紙が破れても我々にはまだ枠があります。
この枠の部分で大物を狙うのです!!

おわんを使う方法で、おおむね金魚との間合いはつかめたと思うので、この間合いを保持して目標の大物金魚にねらいを付けましょう。
そして、大物金魚にそろそろと破れかけのポイちゃんを近づけ、枠の部分を一気に大物金魚のおなかの下にくぐらせ、そして水中から引き抜くのです。
このとき、おわんが金魚のごく近い位置に配置されているのは言うまでもありません。
金魚が少しでも水面から上がればよいのです。
その下にすかさずおわんを滑り込ませてキャッチすれば、周りからはすくった大きい金魚が落ちる寸前にすべりこみセーフでキャッチしたとしか見えません。
なお、この技は枠を用いるので、まったく紙が無くても可能な技ですが、アクションが結構大きく、紙が全くないのに金魚をすくっていると金魚すくい屋のおじさんもさすがにレッドカードを出すと思いので、実行可能回数はせいぜい最後の1,2回でしょう。

…ただ、この方法は枠で金魚をひっかけているため、動物愛護の精神に反します。
これも封印しておいた方が良い技であると言えます。
もちろん、全国金魚すくい選手権では禁止事項で、やったのがばれたら即失格です。

金魚すくいテクニック(さらなる飛躍)

(2005/6/10 up)
全国金魚すくい選手権で上位に入るには、ここに書いてあるテクニックのマスターだけでは正直足りません
ここに書いてあるテクニックをすべてマスターした上で、さらなる技を身につける必要があります。

そのためには、練習あるのみ!
全国金魚すくい選手権上位入賞者はたいがい、自宅で金魚すくいを練習できる環境を持っています。
彼ら彼女らは、現在の洗練された技に満足することなく、日々精進しているのです。
その人たちに勝つには、さらなる練習しかありません。
手前ミソですが、うちのサイトのショップで『金魚すくい選手権練習用セット』を販売しています。
金魚100匹と、ポイのセットです。
まず手軽に練習するにはちょうどいい量だと思います。

金魚すくい選手権練習用セット

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金魚すくいテクニック(極意を超える奥義を求めて…)

(2005/6/10 up)
練習によりみなさんはこのサイトの極意をマスターし、さらにみなさんなりの極意を身につけることが出来ると思います。
次は、さらに奥義を求めてみましょう。

金魚すくい選手権で上位入賞者がすくうときには不思議と金魚が集まってくるんです!
すごく不思議だったんですが、もしかしたら!?と思う金魚の習性があるんです。
家で金魚を飼っている人は試してみたら分かると思いますが、水槽にいる金魚に手をかざして影を作ってやると金魚は逃げるんです。
影で追いかけてやると金魚はどんどん逃げます。
これと同じことが金魚すくいでも起こっているんじゃなかろうか?と。

金魚をすくうとき、やみくもに位置を変えたり激しく動くと影も動きます。
そうすると、金魚は逃げようと激しく泳ぎます。
そうすると、すくえたとしてもポイにダメージがきてしまうわけです。
ただ、影を作らないで、のけぞって金魚すくいをするのは無理な話で(笑)

じゃあどうするの?
というと、金魚の逆の習性を利用します。
金魚は急に影を作ってやると逃げるけど、ずっと影があると今度は逆に影にあつまってくるんです!
ということは、金魚すくい開始前から影を作っておきます。
そうすることにより、この影のゾーンは安全だと金魚に思わせるわけです。
すくうときもなるべく影を動かさないようにすくう。
そうすれば、金魚は自分の方によってきて、しかもあまり暴れないのではないでしょうか。

☆注意☆
ただ、これは、極意を身につけている人だからこそできる技で、素人がこれを意識しすぎると逆にすくえなくなるので注意が必要です!
まずは基本編をマスターすることが重要です。

【未確認情報】
上記の考えとよく似た情報を金魚すくいの達人と呼ばれる人が話しているのを小耳に挟みました。
「金魚は黒い色を好む」→「黒い服を着ていくと金魚が集まってくる
だそうです。
まだ試していないので、本当のところははわかりませんが…
金魚すくい選手権大会などに行く人は試してみてもいいのではないでしょうか。

全国金魚すくい選手権大会専用テクニック

(2005/11/09 up)
ここに書くテクニックは未確認の技です。
私が金魚すくい選手権大会を見て、思いついたテクニックを書きたいと思います。
使用する場合は、使用者の責任でお願いいたします。(ダメでも私は知りませんよ(笑))

1つ目のテクニック

大会の後半になればなるほど有効だと思われます。
(反対に前半ではあまり役に立たないかも…)
毎回のことですが各プールのエアレーションは試合と試合の合間に与えて、試合開始直後に切ります。
そうすると、それまでの金魚すくいで疲れている金魚たちは、開始の合図からしばらくするとエアーが欲しくて浮いてくるんです!
そこが狙い目!
うまい人は1分間くらい待ってからすくい始めたりしていました。
(本当にうまい人は最初からがんがんすくって、最後までポイが破れないんですが…(笑))
最初の1分を無駄にしてしまうことになりますが、ポイは3分もまず持ちません。
水につけてから1分間が勝負と思ってください!

2つ目のテクニック

ポイは初めに5本から選ばしてくれますが、結構ダメなやつが多いです。
この中にいいのがなかったら箱から直接 選ばさせてもらいましょう!
うまい人ほど、真剣にポイを選んでいます。
(選ぶまで開始待ってくれますので慎重に選びましょう!限度はありますが…)

3つ目のテクニック

…でもないんですが。
遅刻は絶対にダメ!
不戦敗になります!
結構 時間通りに進むので容赦ないです!
実際に遅刻で不戦敗になっている人が結構多くてビックリしました。

4つ目のテクニック

団体戦についてですが、団体戦はあらかじめ作戦をたててください。
なぜかというと、個人戦では1つのプールに最高4人ずつですが、団体戦では対戦相手とあわせて最高6人ですくうことになります。
ちょとごつい人6人ではぎゅうぎゅうですごく動きにくくなります。
(あつくるしい見てて…)
なので金魚をすくいにくいです!
さらに団体戦では3人で器2個しか与えられません
なので3人同時に金魚を取った場合、金魚をすくったまま待つと言う状態が少しできてしまいます。
もちろんその間も紙もどんどん弱っていきます。
したがって理想は初め1人ですくい、後で2人ですくうと言うのはどうでしょう♪
(これは1つ目のテクニックも応用しています)
また金魚がだいぶ弱っているようであれば初め2人ですくいあとで1人でやるのも臨機応変で♪
ただし、時間配分には気をつけましょう!

全国金魚すくい選手権大会専用テクニック(追記)

金魚すくい選手権において、金魚をすくうテクニック以上に重要なポイントを発見しましたので、ここに記載しておきます。
それは『ポイの質の見極め』です。
ポイはどれも同じように見えますが、実はまったく違います!
同じ号数(厚さ)のポイでも、質によってすくえる匹数が天と地ほど変わってきます。
実際に、同じ人が同じ号数のポイですくっても、質の悪いポイだと5匹ほど、質の良いポイだと20匹以上というくらい差が出てきます。
なぜ同じ号数のポイでもこれだけの差が出てくるのか?
それは、ポイの紙が薄く繊細な作りだからです。
金魚すくい選手権で使用しているポイ(当店で販売しているポイも同じモノ)は、日本製です。
一度、外国製のポイを取り扱ったことがあるのですが、質のばらつきがひどすぎたため、すぐに取り扱いをやめました。
やはり繊細な作業は日本のお家芸。
なのですが、それでも差がけっこう出てくるんです。
わかりやすいところでいくと、
「紙にしわが寄っている」
「紙の一部が薄くなっているor穴が開いている」
などです。 これらは、素人が見てもいっしゅんでわかります。
ただ、一見同じに見えるポイでも質に差があるんです。
それは、
「紙の厚さの均等性」であったり、
「紙の繊維の絡み方」であったり、
「枠への張り方(均等な力で貼られているのが理想。(一部が引っ張られていると破れやすくなる)」
などです。
このポイの質の見極めを身につけるだけで、金魚をすくう匹数のアベレージ(平均)がぐ~んと上がるのは確実です。

ただ、これは簡単に身につけることは出来ません。
どうすれば身につけることが出来るのか?
それは、練習の時に、ポイ1本1本「このポイは質が良い・悪い」というのを予想しながら練習することです。
そうして、ポイの質を見極める目を育てていくしかありません。
光に紙をすかして見る」のは基本的な方法ですが、素人目には同じに見えます。
でも、何度も予想しながら、紙を見ていると違いが必ずわかってきます!
特に練習する際には、金魚すくい選手権で使用しているポイと同じポイで予想・練習するのが重要です。
宣伝になり申し訳ないですが、当店では金魚すくい選手権で使用しているポイをどこよりも安く販売していますので、ぜひ練習用にご購入ください^^
ポイ販売のページ
(この日本製のポイをうちより安い・同等で売っているところを見たことがありません。
なぜなら、ほとんど利益をとっていないから(笑)
金魚すくいを手軽にやってもらいたいという当店の信念の証がこの価格です。)

金魚すくいポイ(1箱200本入り)4号~7号
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●金魚すくいの後は…

私が伝えられるテクニックはここまでです。
後は実践あるのみ!
ほら♪「金魚すくい」がしたくなってきたんじゃないですか?

では、最後に金魚屋からのお願いなんですが…
すくった金魚は、飼える余裕がなければ持ち帰らないのも一つの選択肢なんですが、なるべくなら育ててあげてほしいんです。
昨日の敵は今日の友。
真剣勝負を繰り広げた間柄なのですから、この出会いを大切にしてみてはいかがでしょうか♪
「金魚すくいですくった金魚の飼い方(初心者編)」は←このページで。
 金魚すくいをされたお客様への配布用に利用出来るようA4、1枚におさまるようにまとめてあります。
 そのため、初心者の方にはわかりやすいかと思います。
「金魚の育て方」は←このページで。

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投稿者プロフィール

店長ぷに
金魚すくい本舗の店長ぷに。
主にサイトの管理・注文の受付、管理・発送業務を担当。
1999年から金魚のネット販売を開始する。
このサイト内にて
「サイト全体の作成・管理」
金魚の豆知識
スタッフブログ
などの更新をしている。